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続わたしを診て
第3章 煩悶する夜
診察後、二人は春夜の作った夕食を食べた。
彼は瞳子のために、滋養たっぷりで美味しい料理を、
心をこめて作った。
瞳子には、彼のそんな思いは伝わっていた。
「こんな素敵なごちそう、ありがとうございます!」
彼女は感激し、お米粒一つ残さず完食した。
瞳子は立ち上がって食器の片づけをしようとしたが、
春夜がそれを制した。
「君は患者さんなんだから、治療以外何もする必要がないんだよ」
彼は一人で黙々と後片付けをし、
それから熱いハーブティーを淹れた。