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加虐の皇子と愛玩ドール
第6章 淫虐連鎖
「これが、さっき君が興味を持ってくれた、緊縛入門者に一押ししている製品だ。シリコンは伸縮可能で、基本はベルト。ただし、腕や太ももを嵌める輪っかが備わっていて、それがガイドの役割になる。形状は今のところ四タイプ。サイズはSからLまで展開。適度な圧迫感が、マゾヒストの性感を刺激する」
「っ、……はぁ」
「無防備だ。……」
みおりは泉美の蜜壺に指を浸して、くちゅくちゅ、その耳へ水音を送る。
「ぁっ、ゃっ……」
肉襞から片手を引くと、指が、ぬるぬるした透明なものを浴びていた。
「見かけによらず、淫乱なんだね。仔ウサギさん」
「っ……」
みおりは泉美をものでも見るつもりで頭の天辺からつま先まで眺め回しながら、彼女の匂いを口に含む。そして、シリコンから突き出しになった乳房の片方をむにゅっと握ると、その頬に軽く口づけて、首筋にキスを移していった。
「ねぇ、ご主人様の許可なしに、勝手に濡らす……君みたいに淫乱なペットは、どうなると思う?」
「ぁっ、分かり……ません……」
「本当に、分からない?」
「ひぎゃぅっっ……」
泉美の上下していたバストが跳ねて、そのウエストがぶるりと揺れた。
みおりが乱暴に揉みしだしていた乳房を飾る小さな蕾をきゅっとつねって、膨らみの中に押し込んだのだ。そうして肉に覆われた骨の上に押しつけたまま、乳首を回す。
「ああっ!!ぅっ、はっぅうぅ……ああっ」
「勃ってるね。こっちも、同じようにつやつやの乳首にしてあげる」
「あんっ、やぁぁ……あっあっ……」
みおりは凛としたソプラノから強かな響きが薄らいでゆくのを聞きながら、乳房を愛撫する片手間に、まだ僅かに張りの乏しいもう一方のそれに吸いつく。乳輪を舌先で触れるか触れないかの加減で撫でて、谷間にちゅっとキスを落として、また、乳房全体に口づけてゆく。
「ぁっ、ああ!!あああぁんっ……」
みおりが泉美から離れると、そこには、既に情事の後を彷彿とする顔があった。甘ったるく濡れた虚ろな目、顫える吐息もひくつく臀部も、いとも物欲しげな色をしている。
みおりは泉美の拘束を解くと、もう一品、紙袋から新たな拷問具を取り出した。一見、下半身を固める鎧のようなそれは、その昔、貴族らの間でもてはやされたという貞操帯だ。