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加虐の皇子と愛玩ドール
第6章 淫虐連鎖

* * * * * * *

 みおりは『Gemini』を飛び出すと、ほづみを連れて、一駅隣の界隈にあるファッションホテルに場所を移した。

 郊外の路地にひっそりとある連れ込み宿は、華美な外観とは相反して、個室そのものは野暮ったかった。街中にありがちなそれとは違って、却って落ち着ける空間だ。

 みおりは部屋の明かりをフルにして、ほづみをシーツに座らせた。それから小洒落た白いドレスも下着も全て脱ぐよう命じると、顫える裸体に赤いロープをかけていった。

「ぁっ、んん……」

 腕を胴に縛りつけて、首からアンダーバストにかけて、亀の甲羅を描いてゆく。

 それからみおりがほづみの腕をその背で交差させて、肘から手首まで一本の棒状になるようロープを巻きつけていくと、ほんのり薄紅色の浮かんだ上体が、まるでこけし同然になった。白い肉に赤い縄が食い込んで、形の良い乳房も、その存在を主張していた。

「もう匂ってる。ほづみのいやらしい涎の匂いが、股の間から上ってきてるよ……」

「そんなっ、ことない……ですぅ」

「見せてごらん?」

「っ、……」

 ほづみの脚が、ダブルベッドの中央で、開いていった。無駄毛一つない恥丘の下方、濃厚なピンク色の肉襞が、粘液に覆われて、てらてら光っていた。

 みおりはほづみの下腹部をひと撫ですると、肉厚の花びらから小さな豆粒をむき出しにした。そこに、二重にした針金を巻きつけていく。

「ああっ……ひぐっ、あああ!!……」

 ほづみの閉じかけた脚を押さえつけて、小さな細い金属の輪っかからにゅっと出た陰核を指の腹で撫でさする。それからみおりは、無数の神経が集中するという小さな部位を繋いでいる針金の先を、ほづみのアンダーバストを絞めつけていたロープに結びつけた。

「やぁっ、あんっ、ああ!!」

 ほづみのほんのり濡れていただけの蜜壺から、大量の愛液がこぼれ出す。

 みおりはだらしなく突き出た乳房を揉みしだきながら、柔らかな首筋に口づけて、白い皮膚を啄んでゆく。

「あんまり暴れちゃ、もっと来るよ。ほら、……ほづみがよがればよがるほど、ここ、引っ張られる」

「あうぅぅぅうううう!!!…」

 みおりがほづみの小さな蕾に爪を立てると、突き出た乳房がぶるんと顫えて、その身体が波打った。それに従って、陰核をつまんだ針金の輪も、上下左右に振動する。
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