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加虐の皇子と愛玩ドール
第1章 公開遊戯

 もう一方の胸を掴む。

「あっ……ああっ……!!」

 みおりは、抵抗しても抵抗出来ないドールの如く少女の胸を辱める。生の楽器を奏でるように、甘い吐息を誘い出す。

「はぁっはぁっ……あっ……あああっ……」

「前をご覧?皆がいやらしい君を見てる。見られたいんだろ?どこもかしこも」

「やっ……あ、あぁんっ、ああっ……」

「意地も理性もずたずたにしてやるから、君はおとなしく鳴いていろ」

 両手を離すと、ほづみが、濡れた瞳を宙に向けていた。

 みおりは剃刀を携えて、ほづみの足許に跪く。

「見ないで……」

「ここ、おっぱいと同じに剃ってつるつるにしよう」

「嫌です、いや……!!」

 ほづみが身体を揺り動かす。

 みおりは、ほづみの生ぬるい匂いを醸した下腹部を覆うものを、慎重に剃って取り除いていく。

 雑に刃を動かしても問題なかろう部分から、だんだん、繊細な粘膜に近づいていく。

「ひっ……あっ、はぁああっ」

「この辺は、切れると危ないから毛抜きでいくよ。ぜーんぶ、丸見え。性器を見せるのに都合良くなる……ほづみ」

「いた、いた痛い!痛い!」

 ぷち、ぷち、と、一本一本、陰毛を抜く。

 粘膜を覆った薄いものが、屈辱に顫える悲鳴をBGMにして、確実になくなっていく。

「べとべとだなぁ、聞こえる?この音」

「いや、いや、はっあっ、ああん……!」

「剃毛されて喜ぶなんて、生まれながらの淫乱だ」

「う、は、あぁっ、あん、いや、あっあぁああ……っっ」

「意外にピンクだ。ほづみみたくエロいネコなら、とっくに黒ずんでると思ってたのに……襞なんて生まれたての色みたい」

「触らないで!!」

「生意気な口を利くな」

「…──っ」

「完了」

 みおりは床を立ち上がる。

 振り向くと、ずらりと並んだ女性達が、火照った双眸を宙に浮かべていた。
 否、彼女らの浮遊して見える瞳はどれも、たった今、ほぼ全ての隠毛を除いた少女の股間に注目していた。
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