この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
加虐の皇子と愛玩ドール
第8章 仮想忘憂
「はぁっ、……」
ブラジャーに覆われた乳房を少し荒く揉みしだく。みおりはほづみの緩慢に上下する胸を挑発しながら、顫える首筋をキスでくすぐる。
「ゃっ、ん……、ダメ、……お洋服、……」
「服が、どうかした?」
みおりはほづみのみぞおちを押さえていた手のひらを下方に移して、太ももを撫でた。
「あああっ……」
太ももから内股へ愛撫を巡らせていって、恥丘を探ると、絶望的な悲鳴が上がった。みおりは構わずほづみの胸を揉みながら、右手で衣服に妨げられた花園を責める。
「ぁんっ、あっはぁっ……ダメです…………ああんっ、お洋服……」
…──シミになってしまいます!!
ほづみの上滑りになるソプラノが、熱を帯びて訴えてきた。
「感じるんだ?」
「ひゃっ……」
みおりはほづみの首筋を強く吸い上げて、前身頃の隙間に指をこじ入れては下着に隠れた肉叢をいじる。ほづみが秘かに耐えたがっていよう下半身の衝動を嘲るつもりで、スラックスの分目に指先をあてがう。ほんのり湿った生地に指先を押しつけて、とんとん叩いてはくるくると撫でて、やんごとなき胸間を刺戟する。
「はぁっ、……ぁっはぁ、あぁっ、あぁん……ぁん……っ」
間断ない嬌音が、夜更けのリビングに飛び散っていた。
まもなくして、みおりはバッグから首輪とリードを出した。
ほづみの目に、刹那、淫らな光がみなぎった。
みおりはほづみに首輪を填めると、リードを引いて、彼女の寝室に場所を移した。移動中、イレギュラーな服装をまとったドールは愛玩動物に成り下がっていた。四つん這いだ。みおりはほづみと寝室にこもると、窓際に寄ってカーテンを開けた。
「あの、みおりさん……結構恥ずかしいんですけど……」
「そっか」
「私は、いつまでこうしていれ……──えっ?……ぁっ」
ほづみの顔が甘美に歪んだ。みおりがリードをほづみの脚と脚の間に通して、カーテンレールに結びつけたのだ。
ぴんと張ったリードはほづみの股に食い込んだ。彼女が四つん這いになっていようが腰を上げようが、リードは、そのデリケートなところから、終始重みを吊り上げる。