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加虐の皇子と愛玩ドール
第8章 仮想忘憂
「ひっぅ、んん!!……ああんっ、あっああっあっ……?!」
「淫乱なやつ」
「はぁっ、やん……」
「ほづみ、ここ好きだな。こんなとこ一人でいじって、しょっちゅうイッてるんだろう?昨日みたいに」
「はぁっ、はぁ……」
「どこまで発達してるの?ちょっと……試してみよっか」
唇を離したばかりの肉薔薇を、つんつんつつく。
みおりはほづみのこりこりした肉蕾を指の腹で責め立てて、愛液か唾液か甄別しかねるとろみ汁を塗りつける。
「はぁ、ぁ……」
バイブレーターと併せて準備しておいたものに手を伸ばす。何の変哲もない、透明な細いテグスだ。
みおりはほづみの陰核に、テグスの端を巻きつけていく。
「え…………っ、?!」
悶えに悶えていた身体が戦慄いた。みおりは、構わないで手を進める。
「ふぅん。いじられ馴れてると、こうまでになるんだ。ほづみのいやらしい好物、……」
「いやっ、痛い…………怖いです……あっぅん……」
「痛い?」
まるく脹れた陰核は、結んだテグスの輪に収まった。指先ほどの小さな輪から、充血した神経の溜まり場がにゅっと出ている。
「ぁっ……」
みおりは陰核にクリップをつけて、テグスのもう一方の端を、ほづみの首輪に結びつけた。
これでほづみがもがけばテグスが突っ張る。更には陰核から外れ出ようとしても、クリップに行く手を封じられる。
「やっ……」
「ほづみ」
みおりはテグスを引っ張って、ほづみの顔をぐいと引き寄せる。唇にキスを押しつけて、濡れたそれをひと撫でしては、感じやすい耳許に囁きかける。
「昨日も今日も、消化不良なんだ」
「っ、はぁ……」
ぴくぴく顫えて天を仰ぐ、素直な乳房を撫で回す。
「ほづみは、私の何?」
「に……人形、です……はぁっ、あんっはぁ……みおりさんに……もてあそんでいただいて悦びを得る、貴女だけのお持ち物……」
ひくひくっ、と、また、濃厚な性臭の分泌される感じがした。
みおりはクリップをこねくり回して、陰核の先端に真新しい花蜜をこすりつける。
「だったら」
「ぁんっ、はぅ」
「こういう時、ほづみはどんな態度をとるべきだ?……」
ほづみの狭まる双眸が、熱く、火照った色に溺れる。躊躇いがちな唇が、あられもない悲鳴を上げる。