この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
加虐の皇子と愛玩ドール
第9章 快楽誘引
「ぁっ、っ……」
「一昨日はギリギリ。今日は、五分も遅刻。部活、延長届けは出してないでしょう」
「着替え、てたんです……。電車も少なくて。……」
あっ、と、喉から悲鳴が飛び出した。
腕を引っ張り上げられたかと思うや否や、身体ごと床に叩きつけられていた。
ほづみは膝を打ちつけた。四つん這いになったまま、尻を高く持ち上げられて、ふわふわと広がるパニエをまくられ、臀部がまるまる晒された。
ドロワーズも、ストッキングも履いていない。ほづみはゆかに、下着をつけることを戒められていた。下半身は、当然、道中性器を春風に晒していたのだ。
ゆかの手が、ほづみの臀部の肉叢を撫でていった。
割れ目に沿って指先が這う。しとりを帯びた膣口にも、同じくすぐったさが迫り来る。
「どうせ脱がされるもののために、時間をかけてどうするの」
「巴山さんに、お会い出来ると思うと……」
「お洒落してきてくれたの?」
ほづみは頷く。
ゆかが後方に腰を下ろした。
濡れた肉壺はゆかの悩ましげな吐息が触れても、乾くどころかひとしお濡れる。何かが、とろとろ中から垂れ落ちてゆく。
「可愛いわ。ほづみ」
「はぁっ、……」
「貴女は全裸で歩いていたって美しい。何故、わざわざ着飾ってくる必要があるの?」
ちゃぷちゃぷっ、くちゅぅっ、と、ほづみの奔放な肉壺が、いよいよ忍耐をなくしてゆく。ゆかの焦れったい指先を求めて、ウエストがくねくね貪欲に踊る。
「ぁっ……巴山さん、にっ……悪いペットだと咎められたい、んんっ、からですぅ……っ。遅刻して、酷く……はんっ、いっぱい気持イイことしていただきたい、から──…ああんっ」
ほづみは剥き出しのももを広げて、ゆかの指先を探り当てる度、天より高いところへ昇らんばかりの悲鳴を上げる。
レースやリボンがふんだんにあしらってあるブラウスも、愛らしい花柄の描かれたワンピースも、ほづみの胸をときめかせる役に立たない。ただ上体をくるんでいるだけ、これでなくてはならない理由もとっくになくしたロリィタ服を、さっさと除かれてしまいたい。