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加虐の皇子と愛玩ドール
第9章 快楽誘引
「淫乱な子」
ほづみを踊らせる優美な突起が、膣に吸い込まれてきた。
あああっ…………
餌を与えられた家畜よろしく、ほづみは恍惚と唇を開く。
「叱っても喜ぶだけのペットは、痛いことをするわよ。快楽のために私の機嫌を損ねたいなんて、二度と考えられなくなるよう、身体に仕込んであげなくちゃ……」
ぷちゅっ、びちゃびちゃっ…………
ゆかの指が上下するのに弾かれて、ほづみは法悦のうねりに従う。腹を蠢く快感が、とめどなく、怖いほど溢れ出してゆかの指を濡らし続ける。
「何でも、なさって下さいっ……あぁんっ、あっあっ……ほづみは淫乱なペットです……叱られても、痛くて喜ぶ破廉恥ですぅぅっっ……ああぁああっ!!……」
ほづみは床にしがみつく。抱きつけないフローリングに爪を立てて、もっと、もっとと、餌を請って尻を突き出す。
* * * * * * *
ほづみは部屋に引きずり込まれると、ゆかの視線に身体中を舐め回されながら、ワンピース、続いてブラウス、パニエを脱ぎ捨てた。
白熱灯の光を弾く顆粒層に滲んだ汗が、きらきら煌めく。
ほづみはゆかに従って、裸体の一切も勿体ぶらず、枕が六十度の角度に上った医療用ベッドに脚を開いた。
部屋は、ゆかがいかがわしい玩具を収納している棚が壁に巡らせてあった。
ゆかがまず出してきたのは、合皮製の拘束ベルトだ。
一本目のベルトがほづみの乳房を締めつけた。ゆかの小慣れた指先が、ほづみのしどけなく膨れた二つの乳首をつまんで、ベルトに空いた小さな穴にこじ入れた。金具が背中で留められると、乳房を潰したベルトから、にゅっとコーラルピンクの豆粒が飛び出た。
続いて首輪、手枷、足枷が、ほづみの四肢を捕らえていく。首輪と手枷が繋がれると、太ももに新たに嵌められたベルトに足枷が固定された。こうして足首とももとが密着したほづみの脚は、仕上げに鎖で吊り上げられて、脇に回ったベルトの金具に留められた。
さわっ……と、ゆかの指先が陰毛をやおら撫でてきた。
いたずらにもてあそばれる縮れ毛が、ほづみの自尊心を震撼させる。
恥丘を見澄ます鋭い双眸、茂みを撫でては時折陰核にこすれるゆかの指先が、ほづみを一個人ではない、主人の慰みものにおとしめる。ほづみの飢えた女の匂いが、ゆかの指にまといついていた。