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加虐の皇子と愛玩ドール
第1章 公開遊戯
みおりがほづみを十五回目の絶頂にいざなった頃、『Gemini』は、まるで夢の中に存在する次元にとり込まれていた。
痛みを快楽に変える、羞恥をエクスタシーに変えるマエストロが、快楽の焔にビスクを灼かれたドールの如く少女を犯す。
みおりは、ほづみが泣き叫んでも気を失っても、酒や水で叩き起こして、或いは無意識の中に閉じ込めたまま、その柔らかな熱いところを掻き乱していた。
ざっと二十人近くいる女性らの、誰もが、この甘美で非道なショーの虜になっていた。
「あっ……ひぃ……あああっ……もう……わた、し……!」
「十七回。ほら、膝を地面につけて屈むんだ」
みおりはほづみの肢体を縛りつけていた縄をほどいて、バイブで繋いでいた三つのキャップも外していた。
ほづみを快楽という鎖に繋げた以上、縄が必要なくなっていた。
ほづみがギャラリーに向かってひざまずく。
一糸まとわない裸体の少女が、床に両手と膝をついて、恭しく頭を下げた。
みおりは、震える臀部を撫でさする。
「自己紹介しろ。ほづみ」
「わ……私は……ほづみは……」
「声が小さい」
みおりがほづみの白い臀部を平手で打った。
ぱしん、と、キレのある音が空気を裂いた。
ほづみが床に崩れ落ちる。
「ぅっ……はぁっ、はぁ……」
「ほら」
ぱしっ、ぱしっ、と、みおりはほづみの柔らかな臀部を、悪戯なペットを躾る如くに責め立てる。
「こんな素っ裸で土下座させられて喜んでいる。ほづみはマゾヒストだろう?今夜は十七回イッた。……どうして?」
「はい、はぁ、あっ私……私はマゾです……幸せで……みおりさんのペットになれて、幸せでぇぇ……だから、十七回、イキまし──」
また、小気味の良い音がした。
「私のペット?思い上がった変態だ。ペットならもっとお行儀良く出来る」
みおりはほづみの膣口に薬指を侵入させる。
ちゃぷ、と、淫猥な音が立って、いとも簡単に指先の愛撫が吸い込まれていった。