この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
加虐の皇子と愛玩ドール
第10章 淫楽引照
バシャッッ…………
やんごとなきドールの顔面が洗面から飛沫を起こした。
唯子がほづみの後頭部を三秒ほど押さえつけ、その間にも、ゆかは何事もなかった顔で、ほづみの秘境を蹂躙していた。
「はぁっ、はぁ……あっ、はぁっ、……」
「お礼は?」
「あっ、りがと──…」
バシィィィッッ…………
「きっ、気持ち良く起こして……いただいてっ、ありがっとう……ございます!!っ、……あんっあっ、あっあっ、……っっ」
「そう、気持ち良いの……」
「はいっ……こんな変態の身体をっ、…………はぁっ……お姉様方のお好きなようにしていただけて、しあっ幸せです!!……ぁっ…………ぁぁっ、ああ!!……」
「貴女のご主人様、見てるのに?」
「死んでも治らないっ、変態は……ちゃんと知っていただいて、丁寧に謝らせていただきます……あああっっ!!…………」
幸せです。幸せです。幸せです。…………
憑かれたように繰り返し、ほづみは視覚をなくしたまま、間断なく気を遣った。
観賞を決め込むのも悪くはない。
みおりの脳裏に、ふっと、さっきの情けない男の顔が過ぎった。
お灸の据え方を誤ったかも知れない。