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加虐の皇子と愛玩ドール
第11章 一対勾引
「勝負しない?」
鼈甲色を取り入れた銀が、みおりと智花の舌を繋いだ。
みおりは智花のカーディガンを盛り上げる果実の丘陵を撫でながら、彼女の言葉の意味を問う。
「貴女のドールと私の奴隷。今から三十分の間に、より多くイかせた方が勝ち。方法は任せる。このまま繋げておくも良し、引き離して、私達が犯すも良し」
「君が勝ったら?」
「ほづみの飼い主を抱かせなさい」
「ってことは、君も身体を賭けるんだ?」
「……まだよ」
二本の脚をもったいつかせるシフォンのロングスカートが、みおりの手を逃れていった。
時を超えて一つのドールを所有した二人の女が、何度目かのキスを交わす。
くっついては離れて、離れてはくっつくキスの間に悋気はない。愛情もない。友情も。
情欲に従順なみおりとゆかは、ただ手持ち無沙汰に快楽の味を探りながら、二体の女体を蹂躙する案を出し合う。…………