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加虐の皇子と愛玩ドール
第11章 一対勾引
「ひぃん、あん!、ああぁっ……ああっ……」
「ここ、好きだな。先週みたいな顔してる。……前のご主人様にいじめられていた時のほづみ……こうやって、クリトリスに体液塗りつけられてる時と同じだった」
「そんなっ……こと……ぁっああっ……違っ……」
「無様な顔。変態にはそれ相応のサービスをしてやるよ」
「ぁっ、やん……!やだ!あんっ、ああっ、っ……もぉダメです!休憩──…っっ」
ぴしっ……ペチッ…………
乳房を左右の脇から交互に打った。
「何、寝言言ってんの」
「ぁっ……あああっ」
「人形は、壊れても持ち主の娯楽に尽くすものだ。ほづみのここは、ものみたく何かぶっこまれてれば喜ぶんだろ?」
みおりは陰核を露出させ、舌先を押しつけるように撫で回す。
「ああん!といてっ……脚っ……離して下さ──…っああっん!……」
「強情な口は塞がないと治らないようだな」
寝台を離れ、みおりはクローゼットから新たな拘束具を持ち出した。
ほづみの側に膝をつき、だらしなく綻んでいた唇をめくる。
「…──!!やっ、何……」
「開けよ」
前歯の裏側にステンレスの輪を嵌め込み、両側のバンドをほづみの後頭部に留める。
とりつけたのはリングギャグだ。
ほづみの口は全開だ。そこに、みおりは飴を溶かした蒸留水をスプレーした。
「ああっ……ぁう」
…──綺麗だよ。
指に残ったほづみの味を歯列になぞり、涙腺さえ愛液を分泌しそうな黒曜石のすぐ間近にキスを落とす。
脚と脚の間の浅瀬に舌をうずめ、指でまさぐり、ディルドを何度も抜き差しする。
それからみおりは、嬌音と大量の唾液を除く感情表現の手だてをなくしたドールを、再び指で愛でた。