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加虐の皇子と愛玩ドール
第11章 一対勾引



「似合うよ。こっちはどうしよっか?」

「ぁんっ……実験でしょ?!線か丸でっ、はぁっ、良いじゃないですかぁぁ!…──ああっ」

「まじ勃ってんじゃん。ほづみの乳首、勝手に生きてるみたい。顔上げな?……君の大好きな観客。お姉さん達、全員、花叶ちゃんの舌使いより、ほづみのおっぱいに吃驚してるよ」

「ああんっ、ダメぇっっ……イクっ……おかしくなっちゃうぅぅぅ"…………」

「今日激しいな。そんなにやばい?」


 さわさわ、むにゅ……くにゅ…………


 ぐちゅっ、ぴちゅ、ちゃぷちゃぷ……


 無機的な会議室でただ一人、全裸の少女が豪快な悲鳴を上げていた。


 長い茶髪を振り乱し、理性をなくした身体は制限された自由の中で踊り狂い、すぼまる目とは対照的に螺子の外れたような唇──…。


 みおりは、ほづみの乳房に黒いマジックを近づけた。


「もう一度訊こうか。ほづみのこれは、何?」

「いっ……淫乱な……おっぱいですぅぅ……」

「見て分かるような答え出すんじゃねぇよ」

「ああっ!……」


 充血したコットンパールをつねり上げ、みおりはほづみの身体をマジックの尻でつつき回す。


「見てごらん。花叶ちゃんだって下着はつけてるよ。だらしないとこ晒して、乳首勃てて腰振ってるのはほづみだけ」

「ああんっ……はぁっ、はぁ……やぁんっ、たまんないですもん!あああっっ」

「ほづみは、下着を持っている意味ないね。こうして皆に、おっぱいも性器も見ていただいている方が幸せだろう?」

「はい、おっぱいも……性器も……ご覧になっていただけってる方が……っっあんっ」

「じゃ、今日から学校以外で下着つけるの禁止な。ドロワーズは履いて良いよ」

「はい、有り難うございま──…あああっ……」



 公共観賞物。

 24時間異物歓迎。

 クリトリス勃起中。


 みおりは三つのペイントを足すと、花叶の首輪とほづみのベルトを繋いでいた鎖を外した。


 珠子がほづみをデジタルカメラに記録したいと言い出した。

 みおりは珠子に許可を与えて、それから花叶にほづみを彩る文字を舐め尽くすように命じた。
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