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加虐の皇子と愛玩ドール
第12章 錯綜同衾

* * * * * * *

 ほづみが尿意を訴えた。みおりはほづみの拘束をとくと、便器で排泄することを許可する条件に、トイレットペーパーの使用を禁じた。

 俯いたドールの下半身から、ぎこちない水音が続いた。


 股の割れ目を庇うようにしてももを合わせ、ほづみが便器から腰を上げた。

 そこでみおりは、彼女に新たなる指示をした。


 蛇口をひねり、みおりは湯温を調節したあと、浴槽に移ったほづみの肩から乳房にシャワーを浴びせ始めた。

「ひぅぅっ」

 みおりはほづみの恥丘にシャワーを向けて、脚を肩幅に開かせた。尿口を指でこすって、のべつとろみを滲ませていた方の器官に移る。


 シャァーーーーー……くちゅ……くちゅ…………


「あんっ……あああ……やぁぁん!!あん!!ああ"ぁぁぁ…………!!」


 みおりの衣服は、ずぶ濡れだ。

 ほづみはみおりにしがみつき、ともすれば我を忘れたように喘ぎ狂っていた。

 みおりはほづみの耳朶の裏や首筋を唇でもくすぐりながら、どろどろの肉道を指でしごく。洗浄用のジェルを使った。ただし、薬の効果も補翼して、ほづみの体液がその濃度を薄める。

「キリがないな……ほづみ、これじゃ綺麗になれないよ」

「ぁっ……やぁぁ……あんっあん!!」

「こんな風に、どこででもよがるんだろ。後ろもされたの?……見せてごらん」

「ゔっ……そんな、つも、りじゃ……はあんっ、……」

 いつになくほづみに覇気がないのは、ゆか達との一件が、彼女を戒めているからだ。ほづみは、特定のあるじに対しては誠実になるところがある。

 みおりはほづみを浴槽の底に跪かせた。湯を張っていないその中で、ほづみの臀部が天井を仰ぐ。
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