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加虐の皇子と愛玩ドール
第12章 錯綜同衾
「はぁ、はぁ、……」
「これだけ出せたら、ちょっとは洗った甲斐があるかな」
「恥ずかしい、こと…………ぅっ、……汚い、です…………」
「だから洗ってるんだろう?」
強制的に引きずり出した糞便は、根気強くシャワーをかけても、容易く流れきるものではない。
みおりは時折湯温を下げ、催淫剤に促進された劣情を適度に消化させてやりながら、浴槽とほづみそのものの身体を洗った。
平素でさえ締まったほづみのウエストは、折れそうな程度にまで窪んでいた。
最後に固形物を食べてから、二十時間と少しが経過していた。しかも、ほづみの腸は、今しがたことごとく洗浄したところである。
「そろそろお腹空いてない?」
相変わらず性臭を垂れ流したほづみを浴槽から上げて、みおりは彼女の長い髪を乾かした。
部屋に出ると、食事の準備が整っていた。
「…………!!」
ソファで寛いでいたのはみほこだ。
ラフな服装に身を包んだみほこは、今朝の情事の名残りなど断片も見せないで、みおり達を瞥見した。その足許に、ペット用品店に見かける類の容器がある。
「みほこ先輩……何故……」
「四日ぶりね、ほづみ」
「──……」
容器に盛りつけてあったのは、みほこのアヌスから採取したものだ。
ほづみは茶けたバナナを見るや、顔色を変えた。
「さぁ、ほづみ。有り難くいただくんだ」
「無理、です……」
「あら、元上級生の顔に泥を塗るの?」
「──……」
みおりはほづみの臀部と裏ももの境目をつねった。
わがままを言うな。
語調を荒げ、指の力を強める。それだけで、ほづみの被虐心はくずおれる。
「…………」