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加虐の皇子と愛玩ドール
第12章 錯綜同衾
* * * * * * *
公共の場に相応しからぬ嬌音と、雌の匂いが、ラウンジに染み込んでいた。
もっとも、あと二時間は一般人の来店はない。
ほづみの同級生ら三人、もとよりこの計画を二度返事で承諾したゆかと智花、そしてみほこという顔触れが集えば、みおりが書き入れ時の小さな店を三時間程度貸し切るくらいは造作なかった。
「救いようのないあばずれだ……。どんな風にお仕置きされたい?」
みおりは、ほづみのふんだんにレースのあしらってあるブラウスの前身頃をはだいていった。霧吹きをかけたマシュマロのごとく丘陵を支えたブラジャーの留め具を外して、カップをたくし上げるやその乳首をつねり上げる。
背凭れの後方に回ったゆかが、ほづみの腕を押さえていた。
「はぁっ、…………ぁっああ……」
「本当に、悪い子。よほど痛い思いをしなくては分からないのかしら、……」
ちゅぅぅぅぅ…………
「んっふ……ぁっ、んん!!……」
ゆかの唇がほづみの手指を一本一本吸ってゆく。
みおりは乳房を口に含んで、あばらやみぞおちを撫でながら、舌先で強張ってゆくまろみを転がす。
テーブル一つを挟んだ向かい側のソファでは、みほこと智花が遊んでいた。
みほこは、丸裸にした智花の体液をこれみよがしに鳴らし、とりわけ彼女の弱い部位ばかりくすぐっている。
…──ゆかちゃんが聞いてるよ。ほづみと同じで、アゲマンね。
二ヶ月前まで他人に下着を見せることも羞じらっていた後輩は、一つ歳下の少女の罵詈に喘ぎ、キスにだらしなく唇を開き、理性をなくした獣よろしく開脚していた。