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加虐の皇子と愛玩ドール
第12章 錯綜同衾



 ほづみに二度目の不貞を強いるための人選には、根拠があった。

 りんこは萌の首尾する男女合同の合コンに参席しては、常に同性を連れ帰る快楽主義者、そしてたえは、ほづみを理想の恋人像と話していた来し方を持つ。

 それらは、彼女らにほづみの自慰を盗聴させた海馬しづか、すなわちほづみの元担任教師による情報だ。

 萌はおまけだ。おまけにしては、ともすれば一番と言って良いほど楽しんでいた。


「おとなしいロリィタちゃんだと思っていたのに、とんだ淫乱。巴山さんとそういう関係だったなんて……。宍倉さん?言ったら、私だって遊んであげたのに」

「ひゃっ……あ、あん、そんなっ、とこぉ……」

「ここがどうしたの?ん?」

 萌の握った猫じゃらしを象った玩具が、ほづみの性器をくすぐっていた。ほづみの顔面にパンティを脱いで跨ったたえは、彼女の舌使いにたわみながら、手許の乳房をもてあそんでいる。


 七人は、代わる代わる組みを替えていた。


 みおりは今朝と同じくみほこを貫き、彼女をからかったゆかを交えて、智花の三つの穴を犯した。


「んんーー!!んっ、あ"ぅっ、あぅんん!!」

 ゆかの恥丘から突き出た張り型が、智花の音声をくぐもらせる。四つん這いになった智花に敷かれて、みほこが彼女の膣口を、そしてみおりが尻の穴をディルドでこする。


 ヴィィイイィィィィン…………

 ヴィィイイィィィィン…………


「うっ!!んんん!!んんーー!!んっんっ」


 パチィィィィンっっ…………


 みおりはゆかの目配せに応じて、智花の臀部を平手で打った。

 ゆかが智花の頬をつねって、彼女の所有物の顔を持ち上げる。智花の唇とペニスバンドの突起を繋ぐ唾液の糸が、とろりと切れた。
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