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加虐の皇子と愛玩ドール
第2章 暴虐願望








 みおりはほづみを、キッチンの最奥の扉の向こうの寝室に引きずり込んだ。

 そしてほづみの妖艶な身体をくるんでいたタオルを外して、窓に向かってひざまずかせた。

「尻、もっと上げて突き出せない?」

「はい……」

 ほづみの白い臀部が持ち上がった。

 色素の強い陰部の割れ目が、露になった。

「あぅっ……」

 みおりはほづみの肩を掴んで振り向かせると、その頬を力任せに平手で打った。

「ああっ!!」

 ほづみの身体がフローリングに打ちつけられて、ぐったり転がる。

「出来るなら初めからやれよ」

「はい……やり、ます……ぅぐっ」

 みおりはほづみが上体を起こしかけたところで、その乳首をつま先で押さえた。

 ほづみの形の良い乳房の形が歪んで、当然、身体が床に縫いつけられた。

「はぁっ……」

「言葉遣いには気を付けろ」

「あ、はい……申し訳、ありません……。もう一度ひざまずかせていただきます……」

 ほづみが、今度こそ、窓に向かって額をついた。

「ほづみの望みを身体で表現してごらん?」

「身体……で?」

「ほづみは、下半身の唇が一番正直だ。私はこっちと話がしたい気分なんだ」

 みおりは、ほづみの性器を後方から指でつつく。

 ああん、と、甘やかな吐息がこぼれて脚が顫えた。

「ぬるぬるだな。……ほづみ?君の貪欲な尻を動かして、『ほづみをご主人様のお好みの人形に躾けて下さい』って、お願いしてみろ」

「──……。なんか、恥ずかしい……けど……」

 つつ、と、目前の臀部が動き始める。

 ややあって、ほづみの悲痛な悲鳴が上がった。

「あっ……はぁっ、ああ……」

 みおりはほづみを臀部から蹴り上げた足を退いて、またしてもくずおれたその身体を見下ろした。

「やり直し。そんな小さい動きじゃ、何を言ってるのか分からない」

「すみません……っ」

「私が納得いくまで続けるんだ。ミスったら初めから。痛い目に遭わせるから、それが合図だ」

「はい、あの、……」

「ほづみの場合は、痛くしてもお仕置きにならないかな。あんまり退屈だったら、素手で痛めつけるのやめるかも知れないから、そのつもりでいろ」

「──……」

 ほづみがよろけながら膝立ちをした。そして窓にひざまずいた身体が、また、ふんわりした臀部を操り出した。
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