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加虐の皇子と愛玩ドール
第2章 暴虐願望

「ん、はぁっ……ほづみエロい」

「触れていただきたいん、です……んん……ほづみのこと、みおりさんのお好きなように、鳴かせて下さい……あっ……」

 ごとん、と、床の鳴る音がした。

 みおりがほづみを布団に組み強いた拍子に、足でもぶつけたのだろう。

 上体を甲羅の如くロープで巻かれた美少女が、熱い双眸を上に向けていた。

 みおりはほづみから身を起こして、チェストに飾った燭台から、低温蝋燭を引き抜いた。そしてバイブレーターを握る。

「脚、開いて」

「──……」

「ぐちょぐちょだ。……ほら」

 みおりはほづみの蜜壺に指先をあてて、いじり出す。

 ぺちゃ、ぴちゃ、と、ほづみから溢れていたものだけを使って、水音を立てる。

「はぁっ、ああ……」

「今日は大して触れてないのに、こんなになってる。ほづみは、私を無視して、妄想でもしていたんだね?」

「それは、みおりさんが、素敵だから……」

「ご主人様を視姦とは、大した度胸だ」

「あぅっ」

 みおりがほづみの恥丘を叩くと、びくん、と、細い腰が波打った。

「ほづみ、ここ、先週から剃っただろ?つるつるの丸見え。何で?」

「あ、その……下着が当たって、中途半端にあると、痒くて……」

「これからは禁止」

「──……」

「ほづみのここは、誰のもの?」

「みおりさんの、もの……です」

「じゃ、私が管理して当然だ」

「はい、お願いしま……あっ、ああっ?!」

 みおりはほづみの返事を聞き終えるより早く、バイブレーターをその膣口に押し込んだ。

「ゃあっ、いきなり……太、ぃ……無理です!んんっ、ああっ……」

「ほづみのお口、弛みきってるよ。オナニーしすぎで拡張したんじゃない?」

「うっ……うぅ……ああっ!!」

 みおりはバイブレーターにスイッチを入れた。

 無機質な機械音が発生して、ほづみの顔が、天国にでもまみえたみたいに泣きそうに歪む。
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