この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
加虐の皇子と愛玩ドール
第2章 暴虐願望
「あっ、つ……!!」
みおりが低温蝋燭に火を灯して、ほづみの恥丘に赤い液体を垂らした瞬間、余裕をかましていた顔が、ひきつった。
「いや……ぁっ……みおりさん、まさかそれ……」
「ちゃんと大人の玩具。ほづみみたく出来の悪い奴隷のお仕置き用。火傷が残らないぎりぎりの温度まで、上がるようになっている」
つまり、低温の中では高温というわけだ。
「あっ、あん、ああっ……バイブか蝋燭、どっちかやめて下さ……ぁっ、あんっ、はぁっ、あっあっ……」
「ほづみに主導権を預けた覚えはないけど?」
「っ……。ひっ……!!」
みおりはほづみの頬の近くに蝋燭を寄せる。ようやっと恐怖の色を湛えた双眸に微笑んで、チークの落ちた白い頬に、赤い液体を垂らし流す。
「あぅ!やぁっ、あああぁ……!!」
みおりはほづみの乳房を掴んで、ロープにこすりつけながら揉む。
こまやかな皮膚にロープのささくれが食い込んで、ほんのり淡い色が浮かんでいく。
「うっ、ふぅっん……ああっ!!」
かすり傷に熱い蝋を滴らせると、また、綺麗な顔が甘美に歪んだ。
「私は、乙女を泣かせないよう努力はしない。泣き叫ばせて、許しを請わせる努力をする。今のほづみは最高だ」
「はぁっ……はぁ……あっあっ……」
「ほづみは、マゾのくせに、口先だけが生意気なんだ。飼われるってのがどういうことか、一から教え込む必要がある」
「私は、マゾというほどでは……っむ?!」
みおりはほづみの口に蝋燭の持ち手を突っ込んだ。そしてすかさず火を消すと、溶けたばかりの蝋だけが残って、白い口許に流れていった。