この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
加虐の皇子と愛玩ドール
第3章 人形実験

「じゃ、塙岸さん。あとは貴女にお任せします」

「分かりました。……さ、ほづみ。服を脱ごうか」

「──……」

「…………」

「…………」

「──……。……はいっ?!」

 数秒の沈黙の後、ほづみの声がひっくり返った。

 みおりはほづみの片手首を掴み寄せる。その拍子にふらついたほづみの身体を、ギャラリーの真っ正面、空間のど真ん中の寝台まで引っ張っていく。

 集めた社員はざっと五十人近い人数だ。皆、眼鏡やらメモやらを携えていた。

「…──っ?!」

 後部座席の真上を除く、全ての蛍光灯が消えた。
 代わりに、みおり達の斜め後方のスポットライトが点灯した。ピンク色のセロハンでくるんであった。

「塙岸先輩っ、早く見たいです!」

 営業部の花叶がスイッチボードを離れて、元いた席へ戻っていった。

「みおりさん?何ですかこのピンクの明かり。……整頓、するんじゃないんですか?」

「ああ、もう良い。それより早く全裸になれ」

「なるわけないじゃないですか──…あっ、何……」

 みおりはほづみを寝台に突き倒して、その傍らに膝をかける。提灯袖にくるまれた手首を握って、奢侈なドールに覆い被さる。

 二人の唇と唇が、触れ合いそうな距離になる。

「動転されたままじゃ犯しにくいから、説明するよ。……ほづみはモルモットになるんだ。アダルトグッズの新製品、今から一つ一つ、君の身体で試していく」

「え……」

「整頓っていうのは嘘じゃない。いつもは、商品開発部が新製品の候補を試作する度、モニターに各自で使ってもらって、アンケートをとっていた。ただし、それだと回答を集めてきたアンケート用紙が山積みになる。ついでに試作費用も馬鹿にならない。あれを集計して、USBにデータを打ち込んで用紙の山を破棄するまでに、毎度、相当の手間がかかる。それが今回、ほづみを連れてきたことで、あの手間と時間が省ける。何故って、実際に試用するところを、社員がその目で評価すれば、アンケートはいらなくなるから」
/278ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ