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加虐の皇子と愛玩ドール
第3章 人形実験







 ほづみが洋服も下着も全て脱ぎ終える頃、ギャラリーから騒然とした気配が立ち上っていた。

「あの子パイパン!」

「吃驚したー、お汁がスポットライトに反射して、赤いの一瞬あれかと思った」

「塙岸さんって、恋人はいないと仰ってたのに……ペットの躾でそれどころじゃなかったのね」

「おっぱいおっきい……ウエスト細い!こんな美少女なら、多少あそこが緩んでたって、ヤる気になるわ」

 くすくすっ、と、愉快な笑い声を連れて、ねっとりした視線がまとわりついてくる。

 みおりがほづみのぷくっと尖った乳首をつまむと、極上に甘い吐息がこぼれて、細い背中がぴくんと跳ねた。

 ほづみに着せたのは、ベビードールとショーツのセットだ。
 ベビードールは赤いシフォンで仕立ててあって、たっぷりフリルがあしらってある。身体を隠せる厚みはない。内蔵のカップは透明の糸でゴム編みしてあって、乳房がそこそこ豊満でも、どんな形でも、ぴったりフィットする。そして中央に空いた穴から、乳首だけ外に突き出る仕様だ。

「とってもいやらしくて可愛いよ、ほづみ……お姉さん達も君に夢中だ」

「あっ、いや、このパンティ?ちょっと……」

「パンティが何?」

「ちょっと、あぅぅ……ちょっと動いただけで、ここに擦れて……はぁっ、ん……」

「なるほどね」

 みおりはベビードールをまくり上げて、ほづみの割れ目に食い込んだものをぱちんと弾く。

「ああんっ」

 パンティは、ウエストベルトの中央にパールチェーンがついているだけのもので、隠すより締めつける機能に長けている。パールはゴムに通してあって、恥丘から蜜壺、臀部の割れ目まで、ころころ押さえつけていた。

「ほづみ?おっぱいを触ってごらん?」

「はい、……あっ、はぁっ、……っ」

「乳首。出ていていじりやすいだろ」

「はぁっ、はい、あんっ……みおりさんにつねっていただいて、撫でて、いただいてる時みたい……はぁあっ……」

 ほづみの指先が、慣れた具合に自分自身の胸と胸とをもてあそぶ。
 苦しげに細くなった双眸が、熱っぽくとろんとした甘みを帯びて、首筋、腕、脚が、艶かしくひくついて、汗ばんでいた。
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