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加虐の皇子と愛玩ドール
第1章 公開遊戯
  
 細い肩がびくんと震えた。

 みおりが、ほづみの両方の乳首をつまみ上げて、紙縒(こより)をねじる要領で加圧したのだ。

「あぁっ、いたっ、痛いです!」

「嘘ばっかり」

「…──っ」

「こぉんないやらしい下着をつけて、恥ずかしいとこ丸出しにして。最初からこうされたかったんだろ。乳首つままれて火照ってるよ?ほづみ」

「あっ、ぁっ、あぁっ、ぁああ……!違う、違うのぉ……!」

「ふぅん。違うんだ?」

 紅潮した耳許に息を吹きかける。

 ほづみの、殺しても殺しきれまい荒い息が、とめどなくこぼれ続けていた。

 みおりは、ほづみの乳房を執拗に揉む。

 ほづみの身体は華奢なのに、その曲線は豊かな女のまるみがあって、稀に見るほど婀娜っぽい。

「あっ……はんぅ、あっあっ、あぁんん……!」

 ほづみの首が激しく揺れる。

「ほづみ」

「はっ、離して下さい!」

「ほづみの今うずうずしているとこに、指、入れな?」

「え……あっ、……」

「君の指。ほら、自分で。いつもやってるだろ?」

「……無理、です……あぅっ」

 みおりは、また、ほづみの乳首をつねり上げる。

「うぅ!」

「良い匂いだ」

「…──っ」

「ほづみの発情している匂いが、熱に混じってむんむんしてる。こんなことされて濡れるんだ?」

「っ……いや……恥ずかしいのいや……」

 みおりはほづみの左胸から鎖骨を指で這う。そして、柔らかな素肌に爪を沈めた。

 短く切ってはいるものの、爪を食い込ませれば食い込ませるほど、ほづみの苦痛な気配が強まる。
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