この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
加虐の皇子と愛玩ドール
第1章 公開遊戯
「あっ、痛いっ、いやぁああ……!」
「君みたいに従順じゃない娘は、夢がある」
「あ、あっあぁっ……」
「力ずくにでも従わせて、綺麗な目を涙でいっぱいにしたくなる。何にも逆らえなくさせて、ひざまずかせたくなる……」
「うっ、ひぁっ、ああっ……」
「恋人は?ご主人様は?」
ほづみがふるふる首を振る。
決まった。
「まず質問だ」
「んっ、ふ……」
みおりはほづみの耳朶を舌先で愛撫しながら、甘く優しく囁きかける。
「むらむらした時は、どうしてる?」
「私……」
気を失いそうに甘やかな、掠れたソプラノがこぼれてゆく。
「は……恥ずかしいことを……想像します……」
「どんな?想像するだけ?」
「裸になって、か、鏡の前に座って……今、みおりさんがして下さったみたいに……自分で、その……」
ほづみの脚が、閉じかける。
みおりはほづみの膝を押さえて、内股をさすって力を抜かせる。
「どうしてるわけ?」
「わ、私……大勢の女の人達に、見られている想像を、します。みおりさんみたいな、格好良い人に、いっぱい痛いことされて、何度も何度も、気を失っても無理矢理起こされて犯していただいてるところを、色んなお姉様達に見られてるんです。……皆、淫乱だとか売女だとか、非道い言葉を浴びせてくるんですけど、私はそういう罵倒に……感じちゃっ、て……」
ほづみの息が、忙しないほど上がっていた。
「あ……ああ……、両手首を縛り上げられて、一糸まとわぬこの身体を、血のように赤い色をした縄が巻きついて……私は緊縛されて、泣いても叫んでも攻め続けていただいて……」
濡れた息が絶えずこぼれる。
一見無垢な少女の手が、彼女自身視覚に捕らえられないような場所へと伸びていく。