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加虐の皇子と愛玩ドール
第4章 懲罰指導

「初めての奴隷には、これくらいのお仕置きがちょうど良い。これはね?しづか……いくら逃げても抗っても、一度座ったら、パートナーが抱き上げてやらない限り、突起は性器から外れない。君みたいに淫乱な奴隷が泣いている顔、苦しむ声は、たまらない。まだまだ我慢してもらうよ」

 みおりはしづかの肩を抱いて、その耳朶をしゃぶりながら、ぷっくり膨れた乳首を弾く。柔らかな丘を飾った弾力のある豆粒をつねっては、その首筋にキスを落として、頬を伝う塩味を舌で掬う。

「やぁっ、あんっ、あああっ……」

「さぁ。もう一度、言いな?君が何を好きか……」

 みおりはしづかの脇や鎖骨をくすぐりながら、耳の内側を吐息で撫でる。下腹やももにキスを散らせて、猥褻な楽器を奏でるように、濡れた身体をもてあそぶ。

 胎内をディルドにかき乱されて、陰核を絶えず刺激され続ける。官能をなぶられ続ける哀れな身体は、今や本人の意思では動けまい。

「ああぁぁっ、イイっ……ああああんっ、死んじゃう……私ぃっ、こゆの、ほんとに、……淫乱な、奴隷ですから、全裸でいやらしいとこ触ってぐちょぐちょにしてただくの、大好きなんですぅ……あっああっ、あっあああっ!!」

 しづかの焦点が、次第に定まらなくなってゆく。

 踊り狂う無防備な裸体、それが痙攣を始めると、やがてぐったりと糸の切れたドールの如くおとなしくなった。

 みおりは、ぱしぃっ、と、オレンジのチークの滲んだ頬を手のひらで打つ。

 それからしづかが目覚めるまで、ももや背中に平手打ちをして、火照った身体に湿疹を刻む。

「あっ、あぁぁ……はぁっ、ぁ……」

「残念」

「あああぁぁ……、またくるぅぅうううっ!!」

「起こすのが遅かった。今、二人連れのお姉さん達が通りかかった。目が合って、君の変態ぶりを軽蔑されるチャンスだったのにね?」

「はいっ、でも、あっあぁぁ……むらむらしますぅぅぅ……!!」

「夜はこれからだ。……」

 みおりはしづかの口許に、自分の指を近づける。

 湿ったそこをそっと撫でると、やはり肉厚の花びらは、容易く綻んだ。

「君の中、こっちの口で、ちょっと味見しておこうか」

 しづかの口から、ペットよろしく、熱い舌が伸びてくる。

 みおりは悲鳴とも呻き声ともつかないBGMを聴きながら、指にまとわりついてくる、とろとろしたものを撫で回す。
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