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加虐の皇子と愛玩ドール
第4章 懲罰指導
* * * * * * *
冬の星座の瞬く寒空の下、みおりはほづみと見慣れた住宅街を歩いていた。
出逢って一ヶ月も経っていないのに、ずっと前から、二人でこの帰路を歩いているのが当たり前になっている感覚だ。
みおりは、ぶっきらぼうなドールの横顔をちらちら見ていた。
「酷いです」
「そう?」
「私、怖かったです。先生が……あんな人だったなんて知らなくて……ああいうプレイなら、そうだって初めから言って下さい!」
「言ったら楽しみも半減するじゃん」
「私は楽しくありません!……ひゃっ」
みおりはほづみの腕を引っ張る。
ほづみのアイボリーのコートの裾がたゆたって、その身体がすっぽり腕に収まってきた。
みおりは、ほづみを自転車一台がぎりぎり通れるくらいの路地裏に連れ込んで、コートの裾をまくり上げる。ストッキングもドロワーズも、洋服にすらくるまれていない、すべすべの太ももをさすり始める。
「何するんですかっ!」
「ノーブラノーパン……いや、コート一枚の素っ裸で外を歩ける変態に、文句を言える権利はない」
「それは、みおりさんが、洋服をロッカーに置いてけって仰ったので……んっ、ぅふ?!」
「私は、傷にこすれちゃ痛むと思ったから、ほづみに脱げって言っただけ。なのに、何、感じてるみたいな息して……エロい想像でもしてる?」
「さっ、触らないで下さ……ひゃぁんっ」
「実際どうなわけ?分からないなら、ボタン外して、ほづみの身体に訊いてみよっか」
「つっ、捕まりますって!あっ、ん……か……感じま……いえ、恥ずかしいです……すーすーします……寒い……ぁっ、ああんっ……」
「いやらしい身体に相応しい格好だ。けど、まだちょっとそそられないな」
「やっ、だから、触らっ、ああぁ……」
みおりはほづみの腹や胸を撫で回す。あの豪奢なロリィタ服がないだけで、甚だしく無防備だ。