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加虐の皇子と愛玩ドール
第5章 公認遊戯

「ぁっ……」

 みおりはほづみの肩を掴んで、傍らの壁に押しつける。

 ほづみの吐息を浴びるほど、匂やかな首筋に唇を寄せて、しっとりした素肌に囁きで触れる。

「ほーら、ここ、罵られただけでじんじんしてない?」

「あっ、ん……はぁ……」

 みおりは膝でほづみの割れ目を探り当てて、陰核をくるんだ肉襞を狙ってぐりぐり押さえる。

「ぁんっ!……みおりさん、お夕飯……」

 みおりは薄布ごと握っていた乳房を解放すると、ほづみからすっと離れた。

 夜は長い。このはしたない愛玩ドールにどうせ同じ折檻をするなら、こんな玄関ではつまらない。

「ほづみはデザートにとっておく」

 みおりはほづみが寄り添ってくると、そのウエストをじかに抱いて、リビングへ入っていった。
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