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加虐の皇子と愛玩ドール
第5章 公認遊戯
「ぁん、……」
みおりはほづみの太ももを撫でながら、その唇を舌先でなぞる。柔らかな頬にキスを降らせて、とろんとした薄目を覗く。それからふりふりのエプロンの前当ての盛り上がったところを掴んで、初めは乱暴に揉みしだく。手のひらの力をやんわり緩めると、今度は触れるか否かほどの力加減で、撫で回し出す。
「はぁっ、みおりさん……」
「食わせて」
「ぇっ」
「ほづみは、残ってるの味噌汁か。ほら」
「…………」
ほづみの震える片腕が、漆器に伸びる。
あたたかくてしょっぱい湯気を含んだ味噌汁が、グロスの艶も失せた肉厚の花弁の向こうへ吸い込まれてゆく。
「──……」
みおりの唇にほづみのそれが近づいてきて、二人のそれが重なった。
唇を少し開いてやると、独特の風味を備えた液体が、口内に流れ込んできた。みおりの口許から、少量こぼれたそれが伝う。
「えへへ、こぼしちゃいました」
唇の端にくすぐったい質感が触れてきた。
ちゅっ、と、キスに続いて柔らかな舌先が伸びてきて、水気を啄まれてゆく。
「んっ、んん」
「ほづみ。……」
みおりはほづみのキスに応えながら、その身体をソファに沈めて覆い被さる。
ドールの濡れた唇が、荒い息を吐き出していた。
みおりはほづみを一人がけのソファに移して、開脚させた両脚を、左右の肘掛けにかけた。
臀部は浅くかけさせている。エプロンの肩フリルから伸びた腕は、その後方の背凭れに回して、手錠で左右の手首を繋いだ。
「はぁっ、ゃん」
みおりが膣口に指を浸けると、ウエストがひくんと仰け反った。
昨夜丸刈りにした恥丘の下方にある泉は、洪水だ。ちゃぷちゃぷ叩くと、とうとうこぼれ出した愛液が、尻の膨らみに沿って流れていった。
「何、その顔」
「はぁっ、……」
「ほづみは私を満足させるための人形(もの)。使われる立場の分際で、そういう嬉しそうな態度、生意気だな」
「ぅっ、だって──…っ?!」
みおりはほづみの小さな口に、拳ほどのマウスボールを突っ込んだ。
弾力のあるグミから出来たマウスボールは、合皮ベルトに嵌め込んであって、後頭部で金具を留めれば完全に固定が可能だ。