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王女様の不埒な暴走
第4章 執事の噂と王女様の暴走



 “ルビー・ベッツ”。


 数年前に作家デビューするや否や、カンターヌの貴族女性の間で瞬く間に人気を博した小説家だ。


 出版されている本数は少ないながらも、ルビーが書くストーリーは心に染み込み、何より幸せな気持ちになれるのだ。


 何を隠そうリンゼイもルビーの大ファンで、“頭なんてなんの役にも立たないものだ”の一文も、このルビーの言葉だ。


「ルビー・ベッツをご存知なのですか?」


「もちろんです! カンターヌの若い女性を中心に、最も人気のある作家のひとりですわ! それにこれ……カンターヌでもまだ出版されてないものだわ」


 ルビーの本は一冊残らず網羅していたリンゼイ。出版されるや否や、すぐに取り寄せていたくらい、熱心な読者なのだ。


 あまりの興奮に、リンゼイは我を忘れて眼を輝かせる。


「それはそうですね。ルビーはラインハルトの小説家ですから。カンターヌにあるものは、 ラインハルトから輸出されたものでしょう」


「え……? そ、そうだったんですか?」


 ルビーは数年前にデビューしたこと以外、性別や年齢、その他すべてが謎に包まれている人物だ。ラインハルトの小説家だというのも初耳だった。




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