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王女様の不埒な暴走
第4章 執事の噂と王女様の暴走




 徐々に下へと降りていくリンゼイの唇が辿りついた先は、ジョシュアのトラウザーズだ。リンゼイは恐る恐るそこへと手を伸ばす。


「……いけ、ません! それ以上されては……!」


 驚愕に眼を剥くジョシュア。リンゼイは濡れる唇を引き結び、彼を無視して覚悟を決め、ボタンに手をかけた。トラウザーズをくつろげると、下着から顔を覗かせそうなほど猛る欲望がそこにあった。


 微かに震える指先で彼の欲望に触れると、布越しでも解るほど熱を帯びている。触れた瞬間、ビクンとそれが脈打つ。


 リンゼイは生唾を呑み、意を決してジョシュアの欲望を下着から引き摺りだす。初めて眼にするそれを前に、リンゼイは瞠目する。


 力強く天を向くそれは、リンゼイの想像よりも遥かに獰猛な気配を放っていた。張り上がる亀頭、血管を浮かび上がらせる茎。その異様な造形にリンゼイは圧倒される。


(これが……私の中に……?)


 到底挿るとは思えない大きさだったが、夜会で聞いた夫人たちの話によると、最初は痛みを伴うが、慣れてくるとこの世のものとは思えない快楽があるそうだ。



 同時に夫人たちが話していた性技についても思い出し、潤む瞳をジョシュアに向けた。






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