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王女様の不埒な暴走
第4章 執事の噂と王女様の暴走




「し、失礼します……」


「なにを……っ!」


 慌てるジョシュアの声をやはり無視して、リンゼイは流れるトゥーヘアードを耳にかけ、ジョシュアの欲望の切っ先に軽くキスをする。また肉棒がビクンと跳ねた。


「あ、あなたは何をなさっているのか、わかっているんですか……!?」


「わか、っています……。こうすると男性が悦ばれるのだとか。上手く出来ないかもしれませんが、ジョシュアさんが悦んでくれるよう、頑張りますね」


 言いながらリンゼイは肉塊を両手で包み込み、ジョシュアが制止する声を聞かず、切っ先や茎にかけて口づけていく。ときにふっくらとした唇で挟み、ときに赤い舌で恐る恐る舐め。


「く……は……っ、やめ……、ん……、は……」


 ジョシュアの欲望を口淫している状況と、彼の艶めかしい声に刺激され、リンゼイの身体も熱くなり、背中にゾクゾクとしたものが這った。リンゼイは口淫に夢中で気が付いてないが、まだ誰にも路〈ミチ〉をつけられていない閉じた秘裂に薄っすらと蜜が滲んでいる。


「気持ちいい、ですか?」


 突き刺さるような視線を感じ視線を上げると、蒼く燃える欲望を湛えたサファイア色の双眸が、リンゼイの愛撫する様を食い入るように見ていた。


 ジョシュアは何も答えなかったが息は一層乱れ、額や首筋に汗が流れ、肌は上気している。それが答えと受け取ったリンゼイは気を良くし、肉茎の先端をはくりと小さな口に含んだ。






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