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王女様の不埒な暴走
第4章 執事の噂と王女様の暴走




 ジョシュアが拙い愛撫でも悦んでくれている。それが嬉しくて堪らない。


 長大な肉棒はリンゼイの小さな口に収まりきらなかったが、それでも目一杯口を開き、唾液を纏わせ肉棒を唇で扱く。頭を上下に動かし、茎を包む掌でも扱いていく。


 クチュクチュと卑猥な音がジョシュアの荒い息に混じり、口腔で欲望が脈打ち、リンゼイの肢体がゾクゾクと震える。


「リンゼイ、様……もう……」


 苦しそうに喘ぐ声にリンゼイは口淫をやめ、上体を起こした。


「お辛いのですね? ごめんなさい……。私の身体を使って鎮めてください」


 リンゼイはジョシュアに跨り、唾液でぬらぬらと光る灼熱の滾りの切っ先を秘裂に押し当てた。


「違……! これを解いてくださいと……!」


「ごめんなさい、それはできません……。ジョシュアさんに私を捧げたあと、どんなお叱りでも……どれだけ詰っていただいても構いません」


 何度も謝りながら、彼に酷いことをしていると自覚しつつ、彼との未来がないと知りながらも。どうしても初めての相手は彼になって欲しかったのだ。


 たとえこの先リンゼイが処女でないと露見し、それでもスチュワートが妻にすると言い結婚することになったとしても、この身に初めて受け入れた熱はジョシュアのものだという事実は曲げられない。


 彼の温もりの記憶があれば、その幸福を胸に、棘の道でも歩き生き続けていけるから。







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