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王女様の不埒な暴走
第5章 暴走の果ての悲劇




「ああぁ……、ジョシュア、さん……っ、だい、じょうぶ……ですからぁ。……怪我、なんてしてないです……、だからもう……っ」


 ジョシュアの長大な屹立を受け入れようとしたときや、自分の指を突き入れたときは痛かったが、今はただ快感が押し寄せるだけ。けれどその快感が、自分が自分でなくなるみたいで恐ろしく、リンゼイは泣き叫んだ。


「そのようですね」


 舌が離れ、ホッとしたのも束の間。今度は唾液と蜜で濡れそぼる秘唇にジョシュアの指が触れる。


「血の味はしませんでしたが、男を誘う芳醇な蜜の味がしましたよ? 感じてらっしゃるのですね」


「み、つ……?」


「ええ。女性の身体は感じると、ここから蜜を溢れさせるんです。知りませんでしたか」


 蜜口の入り口を指で弄りながら問われ、リンゼイは小刻みに首を振った。


 夫人たちの話からある程度の知識は得ていたものの、蜜が身体から出るなどとは聞いたことがなかった。


「この蜜が出ることで男を受け入れる準備が整うわけですが……リンゼイ様は初めてでいらっしゃるので、もう少々解してさしあげなくてはなりませんね」


「あっ、あっ……、やぁ……ん」


 くぷり、と入り込んできた指に、リンゼイは切なく喘ぐ。





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