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王女様の不埒な暴走
第5章 暴走の果ての悲劇




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「おはようございます、リンゼイ様! 朝ですよー」


 まだ深い眠りの中にいるリンゼイの寝室に、ライラの明るい声が響く。


 シャーッと勢いよく開けられたカーテンから眩しい朝陽が射し込み、眼裏〈マナウラ〉に黄色い光が映る。


「本日はダージリンティーをご用意いたしましたが、よろしかったですか」


 朧げにライラの声が耳に届くが、身体も瞼も重く、現〈ウツツ〉と夢の狭間を揺蕩う。


 普段、寝起きの悪くないリンゼイなのだが、なかなか起き出さないこともあり、ライラは見かねて肩を揺すった。


「リンゼイ様? ご気分がすぐれませんか?」


「ん……」


 揺すぶられてようやく眉をピクリと動かし、リンゼイは薄く眼を開ける。だが頭の中に靄がかかり、半分ほど寝ている状態だ。


 ライラはリンゼイの額に手を当てる。


「お熱は……ないようですね。お加減が悪いようでしたら、医師を呼びましょうか」


「いいえ……何ともない、わ……。ただ眠くて……」


 どういうわけか、眠くて仕方ないのだ。身体も酷く怠くて重い。


 まだ眠っていたいが朝から怠けるわけにもいかず、眠い眼を擦って引き摺るように身体を起こした。





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