この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
王女様の不埒な暴走
第6章 王太子の提案




「こんなことになって私が言うのはおこがましいですが、出来ればあのお二人には幸せになってほしいです。信じてはもらえないかもしれませんが、キャンディス様からジョシュアさんを奪うつもりなんてなかったんです。もちろん、ジョシュアさんの命も……」


 彼に心を奪われ、周りが見えなくなり、浅慮だったせいで、こんな大それた事態を招いてしまった。


 失恋した時点でさっさと国に帰っていればよかった。そうしていたら、国同士の諍いになるだろう原因だって作らなかったのに。


 リンゼイはいよいよ自分が大罪人であると自覚し、ブルブルと震えて気丈さを失いかける。繋ぎとめたのはレオナルドだ。


「王女、どうかあまりお気に病まず。あなたの考えていることはなんとなくわかります。もしあなたに罪があるというなら、この私も同罪です」


 罪を告白するにはあまりにも穏やかな顔でレオナルドは続ける。


「王女の想いには、カンターヌを訪問したときから気付いてました。気付いていながらあなたにジョシュアを付けたのです。まあ、あなたがこんな大胆な行動に出るとは、さすがに予想はしてませんでしたが」


 最後にはカラリと笑って彼は言った。





.
/408ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ