この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
王女様の不埒な暴走
第1章 物語のような恋の始まり



「ジョ……ジョシュアさん。おひとりですか?」


 震える声で話しかけると、ジョシュアは伏せていたおもてを上げる。


「はい。レオ様は両国王さま、王妃さま、それにジュド殿下とご歓談中にございます」


「そうでしたか。あの、ジョシュアさんはどちらかへご用でも?」


「レオ様が必要とされている資料を、こちらの図書室をお借りしてご用意しようと向かうところです」


「そ、それでしたら、私にもお手伝いさせてもらえませんか?」


 ジョシュアと少しでも一緒にいたい一心からか、咄嗟に懇願してしまう。すると彼は面食らったよう驚いて、だがすぐに悠然さを取り戻す。


「そのようなこと、王女さまにさせるわけにまいりません。お気持ちだけ頂戴しておきます」


「あ……でも。あそこは広いですし、私のほうが詳しいですし。それに実は、私も行こうとしていたんです!」


 図書室とは反対方向へと歩いていたのだから、この言い分が不自然なのは明らかだ。だがリンゼイの勢いに観念したのか、ジョシュアはそれ以上追及せず、リンゼイの同行を許してくれた。


 ジョシュアが頷いてくれたときには我慢しきれず、リンゼイは満面の笑みを咲かせた。






.
/408ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ