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王女様の不埒な暴走
第7章 王女は執事の淫靡なレッスンに溺れる



 突然、ジョシュアがリンゼイの両腕を掴み、身体から遠ざける。ジョシュアも乳首を咥えるのをやめてしまい、ぬらぬらと唾液で光るそこがふるりと震える。


「え……」


 絶頂しかけていた肢体がビクビクと跳ね、強烈な疼きが太腿を痙攣させる。


「な……んで?」


 達しかかっていたのをおあずけされ、リンゼイはじわりと瞳を涙で滲ませ、間近にあるジョシュアの顔を見詰める。


「それは後ほど。まだあなたにはお教えすることがございますので」


 無慈悲に告げ、ジョシュアは革のバッグから布で巻かれたなにかを取り出した。


 疼く身体を持て余し、リンゼイはその様子を陶然と眺める。濡れ光り、硬く尖る乳首はジンジンと痺れ、ぷっくりと腫れる下肢の突起もまた強烈な疼きを全身に巡らせている。


「ジョシュア……さん、辛い、です」


 涙ながらに訴えても、彼は首を横に振るだけ。


「後ほどと申し上げたでしょう。そうご心配されずとも、あとで楽にして差し上げますから。それにお忘れかもしれませんが、本日のレッスンは男を誘惑する術を覚えることです。快感を追って満足することではございませんよ」


 自分だけこんなにも乱らな姿をジョシュアに見せ、彼は冷静な執事の顔でいることが恨めしくて悔しい。そんなにも灼ける視線を投げているくせにだ。





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