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王女様の不埒な暴走
第7章 王女は執事の淫靡なレッスンに溺れる



 帰国してすぐ、リンゼイはスチュワートと婚約が発表される。隣国の王女の婚約とあらば、ラインハルトにもその報せは届くだろう。その時はジョシュアも知ることになる。


 だが彼に直接そのことを言いたくない。愛するジョシュアから軽蔑され、さらには形の上であっても直接祝辞を述べられでもしたら、みっともなく泣き崩れてしまう。


 いくら望まぬ結婚であり、国中から祝福を受けたとしても、ただ一人、この男にだけは祝福されたくなかった。


「い……いいえ。ありません」


 リンゼイは視線を落とし、否定する。


「……でしたら問題ございませんね」


 ジョシュアはリンゼイの手に手を重ねると、下肢へと導く。


「それとも熱を散らせぬまま、夜をお過ごしになっても構わないのですか」


 リンゼイの指に重なるジョシュアの指。そのふたつがぬめる媚肉を掻き分け、陰唇から秘玉にかけ擦り上げてはまた下へとおり、くちゅくちゅと粘着質な音を立て何度も往復する。


「あ、やっ、んんっ」


 胸の痛みを呑みこもうとする官能の波。


 ジョシュアは張り形をテーブルに置き、リンゼイの背から胸へと腕を回し、乳房の頂をゆるゆると頃がし始める。


「どうされます? 今夜のレッスンはここまでにいたしましょうか」


 ひどく色香のある声で耳元で囁かれ、さざ波だった官能の波が大きくうねりを上げ、リンゼイを襲った。




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