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王女様の不埒な暴走
第11章 物語の結末は




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 リビングに父母、兄、スチュワートとリンゼイ、そしてジョシュアが顔を揃える。


 たった今、ジョシュアは父に待たせた侘びと正式にリンゼイへの結婚を申し込んだ。


「いや……まさか、公爵がリンゼイに求婚しているとは……」


 父は突然現れたジョシュアをどう扱っていいやら困っているようだ。リンゼイにちらりと視線を寄越してきたが、曖昧に微笑むだけ。


 リンゼイにも何がなんだか解らないのだ。


 ザキファス公爵と言えば、アリエッタの父だ。それなのに彼が公爵子息ならともかく、公爵として迎えにきたものだから、様々な疑問が頭の中を渦巻いて整理がつきそうもない。


 詳しく話を聞きたいところだが、ここはジョシュアに話を合せやり過ごすしかなさそうだ。


「しかしですな。いくら公爵の申し出であっても、ちょうど我々はここにいるスチュワートとリンゼイの婚約を進めようとしていたところでして」


「ええ。もちろん国王さまのおっしゃりたいことはよくわかります。突然このような得体の知れない男に、リンゼイ様を嫁がせられないでしょうし」


「得体の知れないなどと、とんでもない!」


 父は慌てて弁明する。


 大国であるラインハルトの公爵ならば、それなりに敬意を払わなければならない。小国のカンターヌとはわけが違うのだ。





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