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王女様の不埒な暴走
第11章 物語の結末は




「王さま! こいつは元使用人だったんですよ!? そのように媚びる必要がどこにありますか!?」


 スチュワートだけは場違いに怒鳴り散らしており、ジョシュアとは別の意味で扱いかねている。


「おっしゃる通り、私はレオ様の執事をしておりました。ですがその前は、あなたと同じ伯爵子息でしたよ」


「な……」


「そうだったんですか」


 言葉を失うスチュワートと、妙に冷静な父が同時に声を発する。父はジョシュアが組む足の上に乗せる手に眼を留め、何かを察したようだ。


「……人に様々な歴史はあるものですからな。過去は問いません。今がすべてと思っております」


 父にしては珍しく寛容な考え方を披露する。日々、リンゼイが父との口喧嘩で、いかにラインハルトが先進的で、カンターヌが古い考えかを言ってきた効果が今になって効いてきたのだろうか。


「ですが、それはそれとして。あなたの申し出を今すぐに受け入れられない事情はわかっていただけますかな」


「ええ、もちろんです。半年もお待たせしてしまったのだから当然でしょう。ですがスチュワートとの婚約は今すぐにでも白紙に戻すことをお勧めいたします」


「どういう意味ですかな?」







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