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王女様の不埒な暴走
第11章 物語の結末は




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 カンターヌ王城のリンゼイの自室で迎えた初夜。二人は二日後にはラインハルトへと出発し、リンゼイはこの先祖国を離れて暮らしていくこととなる。


 リンゼイとジョシュアは寝台で並んで座り、彼の肩に頭を預け、ポツリポツリと会話を交わしていた。


「それにしてもアリエッタ様が見つかって本当によかったです」


 ジョシュアがカンターヌに迎えに来てくれて数日、結婚の準備で慌ただしく、きちんとアリエッタのことを聞けていなかった。だがジョシュアが来たということは彼女が見つかったのだろうと考えており、一応確認したに過ぎなかった。


「ええ。今ごろはレオ様たちも結婚式を終えられているでしょうね」


「まぁ!」


 めでたい報告にリンゼイは自分のことのように眼を輝かして喜ぶ。夫婦となった彼らと、夫婦となった自分たちが再会できる。描いていた未来よりも素晴らしい現実に、幸福で満たされていく。


「それでどうしてジョシュアさんがザキファス公爵に?」


「その話は旅路にでもいたします。それより……」


 ジョシュアはリンゼイを押し倒し、覆いかぶさる。


「今は私だけを見ていただけませんか」


 チュッ……と口づけ、彼は甘く微笑んだ。






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