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王女様の不埒な暴走
第11章 物語の結末は

リンゼイはその甘い予感に聞きたいことも話したいこともすべて引込め、「はい……」と小さく呟いた。
重なる唇。食むように口づけたジョシュアは舌を伸ばしリンゼイの唇を舐める。リンゼイは彼の舌を受け入れるため、薄く唇を開く。
すぐに絡み合う舌。ゾクゾクと愉悦が込み上げ、身体の芯に熱が灯る。その熱は半年ぶりに感じるものだ。
クチュクチュといやらしい水音を立てながら、ぬめる舌を擦り合せる。互いの吐息も熱くなり、口づけはさらに深まる。
「ん……んんっ」
口腔を余すところなくジョシュアの舌が這い、息苦しさを覚えるが、やめて欲しいとは思えない。いつまでも口づけていたくなる。唇同士がくっついて離れなくなっても、リンゼイは喜んで受け入れるだろう、とそんな馬鹿げた考えまで浮かぶ。
口づけたままジョシュアはリンゼイのナイトドレスの前身ごろのリボンを解き、するりと手を滑り込ませ乳房を包み込む。円を描くようにやわやわと揉まれ、リンゼイは背をしならせた。
「ふ……ぅん」
鼻から抜ける甘い吐息。時おり乳房の頂を掠める指に、リンゼイは焦れた感覚を覚えた。
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