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ギルディ~S系エリートと鳥籠の令嬢~
第1章 駅カレ―杏side-
「俺も要らない」
彼は私の手に3万の札束を握らせる。
「私は要らないと…」
私は彼に突き返す。
「金には困って無さそうなお嬢さんだけど…貰っておけばいい」
私は初めて、助けたくれた男性と顔を突き合わせた。
銀色の薄いメタルフレームの眼鏡。
その奥の瞳は綺麗な宵闇の色で、怜悧な光に溢れていた。
男性を見て、初めてドキンと胸を高鳴らせる。
痴漢だった男性と同じリーマン風のスーツ姿。でも、彼の方が何倍もスーツを素敵に着こなしていた。
襟元には向日葵バッチが輝く。彼は弁護士だった・・・
彼は私の手に3万の札束を握らせる。
「私は要らないと…」
私は彼に突き返す。
「金には困って無さそうなお嬢さんだけど…貰っておけばいい」
私は初めて、助けたくれた男性と顔を突き合わせた。
銀色の薄いメタルフレームの眼鏡。
その奥の瞳は綺麗な宵闇の色で、怜悧な光に溢れていた。
男性を見て、初めてドキンと胸を高鳴らせる。
痴漢だった男性と同じリーマン風のスーツ姿。でも、彼の方が何倍もスーツを素敵に着こなしていた。
襟元には向日葵バッチが輝く。彼は弁護士だった・・・