この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ギルディ~S系エリートと鳥籠の令嬢~
第12章 突然の別れ―杏side-
「どうした?杏」
「もういいです…この話は終わりにしましょう」
考えて見れば、帝さんを自室に招き入れるなんて何という大それたコトをしたんだろう。
帝さんは足を組み換えて、物思いにふけた。眼鏡の奥の瞳は宙を彷徨っている。
私の知らない忌まわしい過去を回想しているのだろう。
私は唇を引き結んで黙り込む。
沈黙が私の鼓動を加速させるーーー・・・
帝さんが私の肩を抱き、腰を上げる。
私はそのままソファに倒されてしまった。
「み、帝さん!!?」
彼は私のカラダに跨り、いつものように不遜な瞳で見つめていた。
「杏…俺と二人になりたかったんだろ?」
「私は・・・」
「女のお前の誘いにちゃんと応えないと…男じゃないよな」
「私は誘ってなんかいません。唯、帝さんの顔色が悪かったから休ませあげようと・・・」
帝さんは最後まで私の言葉を訊かず、強引に唇を奪ってしまった。
「もういいです…この話は終わりにしましょう」
考えて見れば、帝さんを自室に招き入れるなんて何という大それたコトをしたんだろう。
帝さんは足を組み換えて、物思いにふけた。眼鏡の奥の瞳は宙を彷徨っている。
私の知らない忌まわしい過去を回想しているのだろう。
私は唇を引き結んで黙り込む。
沈黙が私の鼓動を加速させるーーー・・・
帝さんが私の肩を抱き、腰を上げる。
私はそのままソファに倒されてしまった。
「み、帝さん!!?」
彼は私のカラダに跨り、いつものように不遜な瞳で見つめていた。
「杏…俺と二人になりたかったんだろ?」
「私は・・・」
「女のお前の誘いにちゃんと応えないと…男じゃないよな」
「私は誘ってなんかいません。唯、帝さんの顔色が悪かったから休ませあげようと・・・」
帝さんは最後まで私の言葉を訊かず、強引に唇を奪ってしまった。