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ギルディ~S系エリートと鳥籠の令嬢~
第14章 5年後・・・-杏side-
スパイって・・・
お父様は何を考えているのか理解出来ない。
頼さんは優しい人。
体調の良くないお父様のカラダを心配して仕事を調整しているんだと思う。
なのに、お父様と来たら・・・
いつまでも、神宮寺家当主の頼さんを目の敵する。
「ただいま戻りました」
私は秘書室へと戻る。
「お帰りなさい。香芝さん」
私は経理担当の小柳千束(コヤナギチヅカ)先輩の元で仕事をしていた。
「これを貴方に任せるわ」
小柳先輩が私のデスクに書類を置く。
「昨日と同じ処理方法だから…判らないコトがあれば訊いてね」
「あ、はい」
小柳先輩は自分のデスクに戻り、ノートパソコンを立ち上げる。
小柳先輩は元『企画開発部』で、産休に入った白川さんの代行で秘書課に異動して来たらしい。
「!?」
書類を手に取るとパラリと小さなメモパッドがデスクに落ちた。
お父様は何を考えているのか理解出来ない。
頼さんは優しい人。
体調の良くないお父様のカラダを心配して仕事を調整しているんだと思う。
なのに、お父様と来たら・・・
いつまでも、神宮寺家当主の頼さんを目の敵する。
「ただいま戻りました」
私は秘書室へと戻る。
「お帰りなさい。香芝さん」
私は経理担当の小柳千束(コヤナギチヅカ)先輩の元で仕事をしていた。
「これを貴方に任せるわ」
小柳先輩が私のデスクに書類を置く。
「昨日と同じ処理方法だから…判らないコトがあれば訊いてね」
「あ、はい」
小柳先輩は自分のデスクに戻り、ノートパソコンを立ち上げる。
小柳先輩は元『企画開発部』で、産休に入った白川さんの代行で秘書課に異動して来たらしい。
「!?」
書類を手に取るとパラリと小さなメモパッドがデスクに落ちた。