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ギルディ~S系エリートと鳥籠の令嬢~
第14章 5年後・・・-杏side-
この綺麗な筆跡は・・・
確か企画開発部の帯刀部長の字。
『今夜、20時に六本木のアマンド前で待ってる』
「!!?」
帯刀部長・・・
フルネームは帯刀悠来(タテワキユウキ)さん。
社内でも人気の高い独身のイケメン幹部。
彼だって私が副社長の令嬢だと知っているはず。
私を誘うなんて何て大それた人。
―――――帝さんに失恋して5年。
彼を忘れない日々はなかった。
忘れる為に留学したのに。
私は帝さんを忘れられなかったのだ。
そして、自ら望んで帝さんの居る『クリスタルコーポレーション』に入社した。
本当は秘書課配属も嫌ではない。
・・・あの重厚な社長室の扉の向うに彼は居る。
確か企画開発部の帯刀部長の字。
『今夜、20時に六本木のアマンド前で待ってる』
「!!?」
帯刀部長・・・
フルネームは帯刀悠来(タテワキユウキ)さん。
社内でも人気の高い独身のイケメン幹部。
彼だって私が副社長の令嬢だと知っているはず。
私を誘うなんて何て大それた人。
―――――帝さんに失恋して5年。
彼を忘れない日々はなかった。
忘れる為に留学したのに。
私は帝さんを忘れられなかったのだ。
そして、自ら望んで帝さんの居る『クリスタルコーポレーション』に入社した。
本当は秘書課配属も嫌ではない。
・・・あの重厚な社長室の扉の向うに彼は居る。