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ギルディ~S系エリートと鳥籠の令嬢~
第14章 5年後・・・-杏side-
私は頼さんの指示通り、テーブルの上のコーヒーを給湯室に運んだ。
帝さんが私の為に淹れてくれたコーヒー。一口も飲まずに捨てるのは悪いと思い、一口だけ口にした。
5年前・・・
私と帝さんを別れさせたのは頼さんだった。
なのに、今は私と帝さんの結婚を望んでいるなんて身勝手な人。
「悪いな。香芝さん」
「いえ」
帝さんが慌てた様子で給湯室に入って来た。
「私、お手伝いします」
「助かるよ」
私と帝さんの二人で『鹿島食品』の鹿島社長のコーヒーを用意した。
「どうぞ」
私が鹿島社長と秘書の方にコーヒーを運んだ。
「君は?」
「秘書課に配属になりました新入社員の香芝杏と申します」
「香芝?」
「副社長の一人娘で俺の従兄弟です。鹿島社長」
「へぇーあの副社長の一人娘??」
「そうです」
「こんな美人な娘さんが居たのか…知らなかったな」
鹿島社長はお父様をご存知の様子。
帝さんが私の為に淹れてくれたコーヒー。一口も飲まずに捨てるのは悪いと思い、一口だけ口にした。
5年前・・・
私と帝さんを別れさせたのは頼さんだった。
なのに、今は私と帝さんの結婚を望んでいるなんて身勝手な人。
「悪いな。香芝さん」
「いえ」
帝さんが慌てた様子で給湯室に入って来た。
「私、お手伝いします」
「助かるよ」
私と帝さんの二人で『鹿島食品』の鹿島社長のコーヒーを用意した。
「どうぞ」
私が鹿島社長と秘書の方にコーヒーを運んだ。
「君は?」
「秘書課に配属になりました新入社員の香芝杏と申します」
「香芝?」
「副社長の一人娘で俺の従兄弟です。鹿島社長」
「へぇーあの副社長の一人娘??」
「そうです」
「こんな美人な娘さんが居たのか…知らなかったな」
鹿島社長はお父様をご存知の様子。