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ギルディ~S系エリートと鳥籠の令嬢~
第14章 5年後・・・-杏side-
「ありがとう。助かったよ」
「いえ・・・」
「昔の杏とは違って、手際が良くなった。留学先での一人暮らしが役に立っているようだな」

帝さんの杏と名前を呼ばれ、鼓動は跳ね上がった。

「ランチはまだだろ?一緒にどうだ??」

「え、あ・・・はい。喜んでお受けいたします」
「ぷっ」

帝さんは吹き出し笑い。

「私おかしなコト言いました?」

「いや…行くぞ」

「はい」

私は帝さんの後に付いて社長室を出る。

「小柳さん、俺は今から香芝さんと昼休憩を取る。社長は13時半に帰社される予定だ。それまで留守を頼んだよ」

「承知しました」
帝さんの手際の良さには感心させられる。元は弁護士でエリート。
何でも卒なくこなしてしまう所が羨ましい。


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