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ギルディ~S系エリートと鳥籠の令嬢~
第14章 5年後・・・-杏side-
**********
頼さんは鹿島社長と料亭でランチ。
私と帝さんは社屋の2階にある食堂で日替わりランチを食べる。
全面硝子の向うに広がるのは緑豊かな公園。
「今からランチですか?高井田さん」
すぐそばのテーブルにはあの帯刀部長が座って居た。
帯刀部長は食べ終わった雰囲気で缶コーヒーを飲みながら寛いでいた。
「はい。そう言う帯刀部長は終わりですか?」
「まぁな。オフィスに戻って午後からの企画会議の準備だ」
「それはそれは」
デートに誘っておいて、帯刀部長は帝さんのコトばかり見て、私には目も暮れなかった。
テレているんだろうか?
「じゃお先に」
「頑張って下さいよ。帯刀部長」
「高井田さんにそう言われると社長に言われているようで…プレッシャーがかかるよ」
帯刀部長は立ち上がって、返却口までトレーを戻しにいった。
「どうした?帯刀部長が気になるのか?」
帝さんは帯刀部長をジッと見つめていた私を不審に思ったようだ。
「え、あ…私…あの人にデートに誘われたと言うか」
「!?」
帝さんの眼鏡の奥の瞳が円くなる。
頼さんは鹿島社長と料亭でランチ。
私と帝さんは社屋の2階にある食堂で日替わりランチを食べる。
全面硝子の向うに広がるのは緑豊かな公園。
「今からランチですか?高井田さん」
すぐそばのテーブルにはあの帯刀部長が座って居た。
帯刀部長は食べ終わった雰囲気で缶コーヒーを飲みながら寛いでいた。
「はい。そう言う帯刀部長は終わりですか?」
「まぁな。オフィスに戻って午後からの企画会議の準備だ」
「それはそれは」
デートに誘っておいて、帯刀部長は帝さんのコトばかり見て、私には目も暮れなかった。
テレているんだろうか?
「じゃお先に」
「頑張って下さいよ。帯刀部長」
「高井田さんにそう言われると社長に言われているようで…プレッシャーがかかるよ」
帯刀部長は立ち上がって、返却口までトレーを戻しにいった。
「どうした?帯刀部長が気になるのか?」
帝さんは帯刀部長をジッと見つめていた私を不審に思ったようだ。
「え、あ…私…あの人にデートに誘われたと言うか」
「!?」
帝さんの眼鏡の奥の瞳が円くなる。