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ギルディ~S系エリートと鳥籠の令嬢~
第15章 エリートの秘めた想い―帝side-
一人取り残された俺はお茶を飲み干して吐息をついた。


いつもは何気に食べていたこの日替わりランチも珍しく美味しいと思った。

―――――杏と一緒に食べたせいかもな。
「高井田さんが食堂でランチって珍しいですね」
受付嬢の三橋さんが俺のそばに近寄って来た。
「社長は鹿島社長と料亭ランチだ」
「へぇー」
「三橋さんはこれから?」
「私は外でランチ済ませました」
「そうか・・・」
「久し振りにデザートどうですか?高井田さん」
「時間あるのか?」
「30分ぐらい」
「久し振りに頂こうかな?」

俺と三橋さんだけに判る秘密の会話。

俺は彼女の誘いに乗って食堂を出た。







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